世間ではAdvent Calendarとかいうのが流行ってるようなので、この機会に日本語化について書いてみる。
最近indie bundleにあった Weird Worlds: Return to Infinite Space を例にする。
- ファイルはアーカイブされず素で入ってる
- フォントは普通の画像形式
- テキストは普通のテキスト
- 1byte英語文字コード(ISO-8859-1)決めうち
UnityやXNAを使わないエンジン自作のindieゲームにありがちなパターン。
フォントの見つけ方
- フォルダ名やファイル名にfont とか gui とか interface とか含まれると怪しい。- 無ければ全部見てく。(俺はIrfanViewを使用。DDS対応でフォルダ内まとめて見ることができる)
というわけで default\graphics\gui\font_16x32.tga が見つかった。
- 見ると文字が規則的に並んでいる。
- 文字幅が不規則な場合は、別に位置、幅、高さ等の情報を含む別ファイルがあることが多い。
- 下半分のウムラウト文字の余地が無く英数字だけの場合、かな化は困難かも。
ここでは文字が規則的なので終了。
テキストの見つけ方
- 適当な画面をキャプチャしてメッセージをメモる。ここでは[START]に注目
- そのメッセージを含むファイルをゲームフォルダから検索。(俺はサクラエディタを使用)
□検索条件 "START"
検索対象 *.*
フォルダ f:\opt\Desura\Common\weird-worlds-return-to-infinite-space\
(サブフォルダも検索)
(英大文字小文字を区別する)
(文字コードセットの自動判別)
(一致した行を出力)
f:\opt\Desura\Common\weird-worlds-return-to-infinite-space\weird.exe(5183,452) [SJIS]:
(略)Mod Settings・・・Video Settings・・・START・・・MODS・・・・VIDEO SETTINGS・・・QUIT(略)
f:\opt\Desura\Common\weird-worlds-return-to-infinite-space\default\gamedata\strings.ini(76,17) [SJIS]: simulator_start START
f:\opt\Desura\Common\weird-worlds-return-to-infinite-space\default\gamedata\strings.ini(133,13) [SJIS]: start_start START
f:\opt\Desura\Common\weird-worlds-return-to-infinite-space\default\gamedata\strings.ini(143,16) [SJIS]: mainmenu_start START
4 個が検索されました。
exe内の[START]はたぶんランチャ用で変更できない。
と言うわけで default\gamedata\string.ini が見つかった。
- メッセージを変更してみる
mainmenu_start START
を
mainmenu_start STARTス
とかにしてみる。
と言うわけで変更されたので合ってる。たぶん他の*.iniもテキストだろう。
かなフォントを作る
英語文字コードでは記号やウムラウトになってる部分をかなにする。
テキストを訳す
半角カナで入力してもいいけど、かなとカナを含むフォントを用意して何かコンバータ作るのが吉。
汎用的なのが公開できればいいな。
作例
この方法で かな化したのがCryostasis
コレを
こうすると
コレが
こうなる
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